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by caprice

浅田真央 「くるみ割り人形」

まずは動画を。
真央ちゃんが世界に衝撃を与えた「くるみ割り人形」です。

「くるみ割り人形」 2005年グランプリファイナル FS

(動画主様、お借りしました)


このころは、以前も書きましたが私は特別真央ちゃんファン
というわけではありませんでした。

天邪鬼なので、流行モノ・人気モノにはあえて距離をおきたくなる。
真央ちゃんのことは当時マスコミがえらい騒いでいたので
ちょっと引き気味で見ていたんです。
大体マスコミがそろって絶賛するものには胡散臭さを感じていたし。

ただ、あの妖精のような可愛らしさがありながら超高難度のジャンプの持ち主
という不思議な魅力に、それまでどちらかというと男子に向けられていた目が
一気に女子に向いたのは確かです。


真央ちゃんのことをいまだに「子供っぽい」などとふざけたことを
言う人がいますが、そういう人はね、実は自分の意志に反して結果的に
真央ちゃんのことをすごーく評価しちゃってるんですよ。

「子供っぽい」という印象がどこから来るのかといえば
間違いなくこの「くるみ割り人形」でしょ。
これは「子供っぽい」というより、当時まぎれも無く本物の少女(=子供)
である真央ちゃんの魅力を前面に押し出したプログラムですもの。
とくに2分50秒あたりの爪先立ちの振り付け。
あれはどんなに可愛らしい人でも、大人がやるとあざとい。
今の真央ちゃんがやるとどうなるのか…見てみたい気がするけれど、
やっぱりこれは少女期の真央ちゃんだからこそでしょう。

こんなに少女らしさを前面に出しても、このプロが
「ジュニアっぽい」(子供っぽい、とはまた違う)で終わらないのは
3Aが入っているからでしょう。
このときの構成は3回転の種類が少ないし、3-3のコンビが入っていない。
だから普通に滑れば、「ジュニアの雰囲気がまだ濃いけれど素敵ね」程度で
済まされてしまう可能性もありました。

でも技術的にはシニアのトップにも立てるものを持っていたから、
これほどまでに「少女らしい可憐さ」を打ち出したプロが作れたのだと思う。

そして3Aという大技があるにも関わらず、このプロの持つ可憐さが
損なわれないのは真央ちゃんのジャンプが柔らかいものだから。

そこまで計算されて作られたかどうかはわからないけれど…
でもローリーさんの振付けだし、計算済みかな。

で、いまだに子供っぽい。なんていう人は、この時の真央ちゃんの
印象が鮮烈だからなかなかそのイメージが払拭できないのでしょう。
「真央ちゃんといえばこれ」という強烈な印象を与えたってことだ。
だからいつまでもこのときのことを覚えている。

今から7年前ですよ、これ。
オリンピックで披露したわけでもないプログラムの印象が
いまだに強く残っているって相当すごいことだと思いますけどね。


それにしても真央ちゃんのジャンプ、高い!そして軽い!
フワッと軽い、エアリージャンプ。

ジャンプって、2つのタイプに分かれるんですよね。
・スピードを利用して「幅」を出すタイプ
・足の力で上に跳んで高さを出すタイプ(真央ちゃんはこっちだった)
ちなみに伊藤みどりさんは、どちらもを兼ね備えたとんでもないジャンプ。

それぞれタイプが違うので本来優劣を付けられるものではなかったはず。
いつの間にか「親子型ジャンプ」より「兄弟型ジャンプ」のほうが優れている
なんてことになってしまっているけど…。もともと比較できないものを、
無理やりひとつの型にはめて評価しようとするのがそもそもおかしい。

真央ちゃんのジャンプを「迫力が無い」と言う人がいたけど、
フィギュアって迫力を競うものなの?

3Aという大技が違和感なく、この可憐な雰囲気を損なわないでいるのは
真央ちゃんのジャンプがふわっと高く跳ぶ、柔らかいジャンプだったからこそ。
このプログラムのこの雰囲気で「スピードのある」「迫力のあるジャンプ」
だったらおかしいでしょ。



この時は、フィギュアがこんなことになるなんて思っていなかった。
真央ちゃんの眩しい笑顔が懐かしいです。



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by caprice16 | 2013-04-19 22:50 | 真央ちゃん